乳歯・永久歯に続き第3の歯とも言われるインプラント。聞いたことがある方も多いと思います。
歯を失った場合,歯を入れる方法は3通りあります。
両側の歯を削って橋を渡すようにするブリッジ。
歯肉(歯茎)の上に装着する取り外し式の義歯(入歯)。
そしてここでご説明するインプラントです。
大まかな流れについて書いてみます。
永久歯を失った場合,これまでは両隣の歯をつかって治療するブリッジ,もしくは義歯(入歯)で治療するのが一般的でした。
しかし両隣の歯が健康で削るのが もったいない,また義歯は嫌だ!という方も少なくありません。
インプラントとは顎の骨にチタン製の人工歯根を埋め込み,その上に歯を作っていく治療法です。
現在の主流派チタン製のネジを使用するものです。 1965年にスエウェーデンのブローネマルク先生が開発したブローネマルクシステムというものが一番歴史があります。それをもとに現在では様々なメーカーが開発,販売しています。当院ではアメリカの3iというメーカーのインプラントを使用しています。
このメーカーはアメリカのメーカーでブローネマルクシステムを改良し,高い成功率を誇っています。
治療の流れは下記のとおりです。
診査診断
レントゲンや模型で分析をして患者さんの状態を把握します。
(必要に応じてCTを撮影する事もあります。)
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1次手術
(顎の骨にインプラントを埋入する手術です。局所麻酔下でおこないます。)
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治療期間
(下あごは通常3ヶ月,上あごは4ヶ月程度の時間をあけます。この時間はインプラント体と顎の骨がつくために非常に重要です。)
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2次手術
(1次手術で埋めたインプラント体に上部の部品を連結する手術です。)
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上部構造製作
(上の歯の部分をつくります。)
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メインテナンス
(歯を入れた後定期的にお手入れをしていきます。)
当院のインプラント治療の特色について
先程も述べましたが,当院では3iというメーカーのインプラントを採用しています。
他の医院のサイトを見ますと「当院はブローネマルクシステムを使用して います。」
とか「ブローネマルクシステムは世界最高のインプラントメーカーです。」
という記述を見かけます。
確かに世界初の骨結合型インプラントメーカー であり歴史のあるメーカーではありますが,現在では,他社を追いかける部分も多くなってきています。
そして現在ブローネマルクシステムは,他のラインが主流になっています。
ですから当院では敢えてブローネマルクシステムではなく,3iというメーカーを採用しました。
現在,アメリカでトップシェアを誇り,製品としても世界最高と判断しています。
そしてもっとも重要なことは「どのメーカーを採用しているのか?」
というハード面ではなく「術者のテクニック」というソフト面であることは間違いありません。
日本歯科大学附属病院のインプラント診療科の臨床講師と連携し,常に最新の知識と技術を導入し失った歯の治療法の一つとして提案をしています。
手術はすべての症例で「ダブルドクター制」をとっていま す。
(大学病院のインプラント診療科の臨床講師と執刀します。)
手術にかかる時間は,だいたい30分から40分程度です。
手術中は麻酔をしますので痛みはまったくありません。
資料をご用意しており ますので,お気軽におたずねください。